女性は男性よりも気分の浮き沈みが激しいと言われていますが、その原因とされているのが、ホルモンバランスの乱れです。
ホルモンバランスは生理前になると特に乱れやすく、生理前に引き起こる肌荒れや、頭痛、腰痛、イライラと言った症状も、すべてホルモンバランスの乱れが原因です。
そんな女性の体調に大きく影響を及ぼすホルモンバランスですが、ホルモンバランスが乱れやすい人は、毎日の生活習慣が関係していると言われています。
これから紹介するホルモンバランスを整える方法を参考にして、不調知らずの体作りをしていきましょう!
そこで今回は、簡単にできるホルモンバランスを整える方法をご紹介します。
女性ホルモンとは?
私たちの身体の中では、数多くの種類のホルモンが日々作られていますが、中でも、女性の健康維持に大きく関わりがあるのが女性ホルモンです。
女性ホルモンとは、主に女性らしい身体を作ったり、健康を維持する働きをしており、女性ホルモンには「エストロゲン」と、「プロゲステロン」と言う2つの種類が存在します。
「エストロゲン」は美容ホルモンとも呼ばれ、肌の新陳代謝を促進し、髪にハリを与える働きがあり、丸みのある女性特有の体つきはこのホルモンによってつくられています。
そして「プロゲステロン」は、妊娠しやすい身体を作るホルモンで、皮脂の分泌を促進したり、基礎体温を上げる働きがあります。
ホルモンバランスは月経(生理)周期と深く関わりがあり、排卵から月経までの期間は、この2つの女性ホルモンが多く分泌しますが、月経時は分泌量が減少する為、1か月ごとの月経周期では、ホルモンの分泌量が大きく変化することになり、これが原因で身体に様々な影響を及ぼすことがあります。
ホルモンバランスが乱れると?
ホルモンの恩恵を受けるにはホルモンバランスが整われていることが条件ですが、2つの女性ホルモンは様々な原因によってバランスが乱れることがあり、ホルモンバランスが乱れると、身体に様々な変化をもたらします。
特に代表的な症状がPMS(月経前症候群)です。
PMSとは生理が来る3~10日程前から始まり、頭痛や便秘、胸の張り、眠気、情緒不安定、倦怠感、肌荒れ、イライラなど、自律神経失調症と似たような症状が現れます。
PMSは、ホルモンバランスが乱れているほど症状が強まり、毎回PMSで悩んでいると言う方は、ホルモンバランスが乱れている可能性が高い為、様々な対策をとってホルモンバランスを整えていきましょう。
また、ホルモンバランスが乱れることで、太りやすくなることがあります。
これは、エストロゲンの減少によって脂肪が燃焼されにくくなり、内臓脂肪がつきやすくなることが原因で、更年期の女性が太りやすいのは、エストロゲンの減少も深く関係しています。
ホルモンバランスが乱れる原因とは?加齢
女性ホルモンは、年齢を重ねるにつれて減少していきます。
エストロゲンの分泌量は20代~40年代前半がピークで、それ以降は急激に減少し、心身に様々な影響を及ぼします。
ストレス
精神的なストレスを溜めると自律神経のバランスが大きく乱れますが、自律神経が乱れることで女性ホルモンのバランスも同時に乱れることがあります。
また、自律神経が大きく乱れると生理不順を招くこともあり、ストレスはそれほどホルモンバランスに多大な影響を与えています。
ダイエット
プログラム内容にもよりますが、過激なダイエットを行うことでホルモンバランスが乱れる場合があります。
無理な食事制限を行うと栄養不足によってホルモンバランスが乱れやすくなり、さらに、激しい運動を行うダイエットは、
女性ホルモンの分泌量が減ってしまうことでホルモンバランスが乱れることがあります。
睡眠不足
睡眠不足が続いていると脳の視床下部や自律神経が乱れるようになり、ホルモンバランスも乱れるようになります。
また、ホルモンバランスの乱れが原因で不眠になり、質の良い睡眠がとれにくくなることもあります。
ホルモンバランスを整える方法
乱れたホルモンバランスを整えるには、毎日の生活習慣を見直し、少しずつ改善していくことでホルモンバランスが徐々に整えられていきます。
そこで、女性ホルモンの働きを良くしてくれ、ホルモンバランスを整えられる方法をご紹介します。
バランスの良い食事をとる
ホルモンバランスを整えるにはバランスのとれた食事が何より大切です。
ホルモンの材料となるタンパク質が含まれた食材や、野菜や海藻類、大豆食品などを毎食バランスよく取り入れるのがおすすめで、また貧血予防で鉄や亜鉛が含まれた食材も積極的に摂るようにしましょう。
朝日を浴びる
朝、目覚めてすぐに朝日の光を浴びると、体内時計がリセットされて、その日の夜はぐっすりと寝付けるようになり、これによって睡眠不足によるホルモンバランスの乱れを予防できます。
部屋の中にいても窓から1m以内の朝日が差し込む場所で30分~1時間ほど朝日を浴びれば体内時計をリセットできますが、時間がある場合は、起きて1時間以内にウォーキングを行うようにし、たっぷりと朝日を浴びるのがおすすめです。
適度な運動を行う
ウォーキングや軽いストレッチを行うだけで、ホルモンバランスが整えられると言われています。
運動することで自律神経が整われたり、内蔵機能が上昇し、女性ホルモンの分泌が促されたりと、身体に様々な良い影響をもたらしてくれ、同時にホルモンバランスも整えることができます。
しかし、激しい運動は身体に負担がかかるので控えるようにし、30分程のウォーキングや5分程のストレッチなどの有酸素運動がおすすめです。
ヨガを行う
ヨガを行うと、血行が促進されてエストロゲンの分泌量が増えることで、ホルモンバランスが整えられると言われています。
他にもヨガには、リラックス効果が期待できるので自律神経の乱れの改善にも効果があり、イライラした日など、心を穏やかにしたいときにおすすめです。
リフレッシュ時間を作る
女性ホルモンはストレスを感じたりやイライラすることで乱れてしまう為、ストレスを溜めないようにし、リフレッシュする時間を設けて、ストレスを発散しましょう。
自宅でできる特におすすめのリフレッシュ方法がアロマテラピーです。
好きな香りを嗅ぐことでリラックスした気分になれ、ストレスや不安が払拭されることでホルモンバランスの乱れを整えることができます。
話題のCBDでホルモンバランスの乱れが改善できる!?
ホルモンバランスは、ストレスや不眠、不安などの精神的な影響によって大きくバランスが乱れますが、そんな精神的な理由によるホルモンバランスの乱れを解決してくれるのが今話題のCBDです。
CBD(カンナビジオール)とは大麻草に含まれている成分で、カンナビノイドと呼ばれる大麻草に含まれている、精神作用などの身体の調整をする働きを行う100種類以上ある成分の中の1つです。
大麻草と言うとあまり良いイメージがありませんが、CBDは同じ主成分であるマリファナと違い、幻覚などの精神作用を引き起こさないことからCBDは日本では合法となっており、最近ではCBDが含まれた食品が国内でも続々と販売され始めています。
そんなCBDには、不安やストレスの緩和、不眠症の改善、疲労回復、抗酸化作用、抗炎症作用と言った様々な効果が期待でき、特にストレスなどの精神症状の改善に特に効果が期待できることから、ホルモンバランスの緩和にも効果があり、海外ではホルモンバランスを整えるためにCBDを摂取している女性が増加傾向にあると言われています。
PMSの緩和にも効果的!
CBDを摂取することでホルモンバランスの乱れを未然に防げることから、PMS(月経前症候群)の症状の緩和が期待でき、さらに鎮痛作用もあることから、腰痛や頭痛などの生理痛の症状の緩和も期待できます。
また、PMSの時期になると気分が落ち込んだり、情緒不安定になりやすいと言う方は、CBDの恩恵を特に受けることができ、CBDを摂取することで精神が安定し、PMSの時期でもイライラが抑えられれるので常にポジティブに考えられるようになります。
CBDオイルで手軽にCBDを取り入れられる!
これから始めてCBDを取り入れたいと言う方におすすめなのがCBDオイルです。
CBDオイルはそのまま摂取するだけでも効果が期待できますが、その他にも舌の下に垂らして吸収させる舌下摂取や、皮膚に塗ることで痛みを和らげたり、吹き出物の改善にも効果が期待できたりと、様々な取り入れ方ができます。
今後日本でも大ブームを巻き起こしそうなCBDを、是非先取りしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
女性ホルモンのバランスを整えるには他のホルモンと同様に規則正しい生活習慣を心がけることが大切で、ストレスを溜めないようにして、穏やかな毎日を過ごすことを目標にして取り組んでみてください。
また、女性ホルモンは女性らしい身体を作る為に欠かせないホルモンである一方、女性ホルモンが原因で不調をもたらすこともありますが、女性であるからには女性ホルモンと上手に付き合っていかなければなりません。
ホルモンバランスは些細なことで乱れてしまうことから常に正常にバランスを整えることは簡単ではないですが、紹介したバランスを整える方法やCBDを取り入れて、バランスを乱さないように意識してみてはいかがでしょうか?