「ちょっと運動をしただけで膝が痛くなった」、「以前よりも階段の上り下りが辛くなってきた」などと言ったトラブルを抱えている方は、”関節痛”の症状を引き起こしている可能性があります。
関節痛と一口に言っても、関節が痛む原因には、関節リウマチやインフルエンザ、痛風発作など様々ありますが、中でも、特に日本人に多いと言われているのが「変形性関節症」です。
変形性関節症は、加齢とともに発症しやすくなると言われていますが、高齢の方だけでなく、日常的に高いヒールの靴を履いている女性は、年齢に関係なくリスクが増加すると言われています。
関節痛を改善するには、病院を受診する以外にも正しい生活習慣を身につけることで症状を緩和させることも可能で、さらに今世界中で注目されている「CBD」には関節痛の緩和にも効果が期待できると言われており、習慣的に予防をしていくことで健康で元気な身体を作ることができます。
そこで今回は、関節痛の症状を緩和させる方法や、習慣的に取り組んでおきたい関節痛の予防方法をご紹介します。
関節痛とは?
私たちの身体にある関節は、「関節頭」と言う骨と「関節窩」と言う骨が連結されて構成されており、関節の表面は「関節軟骨」で覆われ、この軟骨がクッションのような役割を果たしています。
しかしこの関節軟骨が、何らかの原因ですり減ってしまうことで、クッションの機能が低下してしまい、これによって衝撃を与えると痛みを感じやすくなることから、関節痛の症状が現れます。
関節軟骨がすり減る原因には、加齢による筋肉の衰えや、膝を必要以上に酷使してしまった場合などが考えられ、また、長期間にわたって膝に負担をかける行為をしていた場合も同様にリスクを高めます。
関節痛にはいくつかの種類がありますが、特に日本人に多いと言われているのが「変形性関節症」です。
日本人の平均で10人に1人は変形性関節症によるひざの痛みで悩みを抱えていると言われており、
高齢化社会が進む日本では、日頃から意識をして関節痛の予防に取り組んで行くことが大切だと言われています。
関節痛が起こりやすい人とは?
関節痛は、以下の条件を満たしていると発症を引き起こしやすくなると言われています。
・女性の方
・過去に関節を怪我したことがある方
・運動不足の方
・肥満の方
・高齢の方
・O脚の方
・高いヒールをよく履く方
これらに当てはまる数が多いほど発症しやすい傾向にあり、特に運動をあまりしない女性の方は、年齢に関係なく注意が必要です。
また、性別に関係なく肥満体型だと言う方は、日頃から膝に多大な負担をかけている為、すぐにダイエットを開始することをおすすめします。
関節痛を緩和させる方法
関節痛を根本的に改善するのは簡単ではありませんが、症状が比較的軽症の場合は、様々な対策を行うことで症状を緩和することが可能です。
そこで、関節痛の症状を緩和させる方法をご紹介します。
1.入浴する
関節痛の痛みを即効で和らげられる方法の1つが「入浴」です。
入浴をすることで血行が促進され、筋肉が温まることで痛みが緩和されます。
しかし、熱を持っている場合や、関節が腫れている場合は、できるだけ短時間で済ませるようにしましょう。
2.ストレッチやマッサージをする
膝周りにある膝を支えている筋肉をストレッチやマッサージをしてほぐし、血行を良くすることで、膝の痛みが軽減される場合があります。
ストレッチやマッサージをする際は、太ももの前側にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)や、脛骨と足首をつないでいる前脛骨筋(ぜんけいこつきん)、そしてふくらはぎをつくる筋肉である、腓腹筋(ひふくきん)を意識して鍛えるようにしましょう。
3.ダイエットをする
人は、歩いているときに自分の体重の2~3倍の負担が膝にかかっていると言われており、体重が重いほど軟骨がすり減りやすくなります。
その為、肥満の方や肥満気味だと言う場合は、ダイエットをすることで症状が改善する場合があります。
ウォーキングや水泳と言った有酸素運動を行ったり、運動が苦手な方は食事制限を行うダイエットに挑戦してみたりと、自分にできそうなダイエットを見つけてみましょう。
関節痛のおすすめ予防方法
関節痛を起こさないようにするには、日頃から予防を行い、丈夫で健康な身体作りをすることが大切です。
そこで、関節痛のおすすめ予防方法をご紹介します。
1.関節痛予防に効果的な食べ物を取り入れる
食事を行う際は、関節痛に良い食べ物を中心に取り入れることで、関節痛を予防することができます。
例えば、フカヒレやウナギと言ったネバネバした食材に含まれている「コンドロイチン」には、変形性膝関節症の改善に効果があることが研究によって報告されており、さらに、しょうが、とうがらしと言った血行を良くして体を温める食材も、関節痛に良い食べ物として有名です。
また近頃、関節痛を和らげる食べ物として注目されているのが「アボカド」です。
世界一栄養価の高い果物として有名なアボカドには、”TGF-β”と呼ばれる関節痛に良い物質が含まれており、この物質には、関節軟骨がすり減るのを防いでくれたり、さらにすり減った関節軟骨を修復する作用があると言われています。
毎日半分の量のアドカドを食べることで膝が強くなると言われており、毎日食べるのは少し大変ですが、できるだけ積極的にアドカド食べるように心がけてみましょう。
2.積極的に階段を使う
日常生活において、気軽に筋肉を鍛えられる場所が階段です。
階段を上ったり下りたりすることで、足腰の筋肉を鍛えることができ、運動不足の解消にもなります。
階段を上る際には、やや前傾姿勢で、お尻と太ももの筋肉を高く押し上げるように上り、下る際には、膝を曲げて重心を下げ、つま先から着地するようにすることで負担をかけずに、効率よく筋肉を鍛えることができるので、意識して取り組んでみましょう。
3.ウォーキング
関節痛だからと言って、ずっと安静をしていると、筋力の低下によって余計に痛みが悪化することがあり、関節軟膏の老化を防ぐには、適度に身体を動かすようにして、筋力をつけていくことが大事だと言われています。
そこで取り入れたいのがウォーキングです。
日頃からウォーキングを習慣的に行うようにすることで筋肉の衰えを防ぐことができ、1日30分を目安に歩くことで運動不足の解消になり、脂肪燃焼効果も期待できます。
CBDオイルで関節痛の症状が緩和する!?
ここまでに紹介したように、関節痛を緩和する方法は様々ありましたが、科学の発達によって近年、関節痛の新たな改善方法が続々と確立されてきており、その中でも医療業界から特に注目を集めているのが「CBD」です。
ヘンプ(麻)に含まれている成分の一種である「CBD(カンナビジオール)」には、人間の体内に備わっている機能の1つである、痛みや免疫、感情と言った、様々な調整を日々行っている「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」を向上させる作用があると言われています。
ECSは、加齢や不規則な生活習慣などが原因で機能が低下することがあり、ECSの働きが弱まると「カンナビノイド欠乏症」に陥り、様々な疾患を引き起こすリスクを高めます。
CBDを摂取することで、カンナビノイド欠乏症を改善・予防することができ、他にもCBDには、不安を軽減して心身をポジティブに導く作用や、リラックス効果、ストレスの軽減、抗炎症作用、睡眠の改善、食欲増進など、様々な効果が期待できます。
CBDには関節痛を和らげる効果も!
CBDには、抗炎症作用があるとお伝えしましたが、この作用によって関節痛の炎症を抑え、痛みの症状の緩和が期待できると言われ、さらに変形性関節症や関節リウマチの症状の緩和にも効果が期待できることが、様々な実験データによって明らかになってきています。
関節痛以外にも筋肉痛や腰痛など身体の多くの痛みに効果があると言われており、今後CBDは、鎮痛剤に代わる、新たな痛み止めとして浸透していくかもしれません。
飲んでも塗ってもOK!全米で大人気のCBDオイルとは?
現在、世界中でCBDブームが巻き起こっており、次々に新たなCBD製品が登場していますが、中でもブームの火付け役となったのがCBDオイルです。
CBDオイルは食用オイルにCBDを配合したオイルで、1回当たり少量の使用で効果を得られる為、他のCBD製品よりもコストパフォーマンスが優れていると言うメリットがあります。
さらに、CBDオイルが人気となった理由の一つでもあるのが、様々な摂取方法で取り入れられることです。
そのまま口から摂取する「経口摂取」や、舌の下に垂らして数十秒置いて飲み込むことで効果を高める「舌下摂取」、さらに皮膚に直接塗って吸収させる「経皮摂取」は、痛みがある部分にそのまま塗ることで症状を和らげることができます。
また、CBDオイルは食用オイルでもあることから料理や飲み物に加えることも可能なので、毎日飽きずに取り入れることができます。
関節痛が改善するだけでなく、ポジティブな毎日を過ごせるようになる、CBDオイルを取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は、関節痛の緩和や予防方法をご紹介してきましたが、日常生活に支障をきたすほど激しく痛む際や、痛みがいつもより長く続いている場合は、専門の病院で直ちに受診をするようにしましょう。
また、運動が苦手だと言う方は無理のない範囲で自分のペースで行うようにし、慣れてきたら少しずつ時間を延長するようにしてみてください。
みなさんも関節痛を予防して、いつまでも健康で健やかな毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか?